中国科学院新疆生態・地理研究所の科学研究チームはこのほど、新疆ウイグル自治区の天山(てんざん)地域で、積雪の特徴調査を展開した。この科学研究チームは、平均年齢30歳未満の隊員9人からなり、厳寒の中、数千キロに及ぶ野外地表観測を行い、天山の積雪の深さや密度、含水率、温度などのデータを収集した。
積雪は天山地域の河川の主要な水源の一つで、同地域の積雪の特徴を理解することで、新疆の水資源調査や気候変動、防災・減災に役立つという。科学研究チームは今後、積雪研究を中央アジア諸国まで拡大し、天山山脈全体の積雪状況を理解し、天山周辺地域の人々を長期にわたって悩ませている雪崩や融雪洪水などの災害の早期警戒に役立てたいとしている。
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