26日、淮安市盱眙県にある天泉小鎮の一角。(淮安=新華社配信/周海軍)
【新華社南京12月29日】中国江蘇省淮安(わいあん)市盱眙(くい)県はこの数年、貧困脱却・農村振興の堅塁攻略に取り組み、移住・転居による貧困救済、新居提供、近距離での就業、医療保障などを進め、辺ぴな山地やインフラが不整備な場所に住み、生産手段が乏しく産業の支えを持たない農民を、国家4A級(上から2番目)観光地の鉄山寺国家森林公園に近い天泉小鎮に転居させている。同鎮には生活する場所だけでなく、教育、医療、フィットネス施設が完備しており、転居した農民は景勝地の資源を生かして「農家楽」(民宿をはじめとするアグリツーリズム)を立ち上げ、観光産業に従事している。これにより、住居環境が改善されると同時に生活水準も絶えず高まっている。現在の天泉小鎮は移住者7200人余りが住んでおり、人々にとって安心して暮らせる新型の農村地域コミュニティーが形成されている。