中国の李克強国務院総理(左)は14日、シンガポールの大統領官邸でハリマ・ヤコブ大統領と会見した。(シンガポール=新華社記者/劉衛兵)
【新華社シンガポール11月15日】中国の李克強(り・こくきょう)国務院総理は14日、シンガポールの大統領官邸でハリマ・ヤコブ大統領と会見した。
李克強氏はまず、習近平(しゅう・きんぺい)国家主席からのあいさつを伝え、次のように述べた。中国とシンガポールの友好関係および協力には深くて厚い民意の基礎があり、シンガポールが中国の改革開放のプロセスに積極的に参加し、双方は互恵・ウィンウィンを実現した。中国はシンガポールと共に努力し、新時代に両国関係がさらに大きな発展を収めるよう推し進めていきたい。
李克強氏はまた、次のように表明した。中国は一貫して東南アジア諸国連合(ASEAN)を対外関係の優先対象と見なしており、シンガポールと共に、中国・ASEAN関係の新たな進展を絶えず後押しし、地域や世界の平和と安定に新たな貢献をするよう努力していきたい。
ハリマ・ヤコブ氏は、両国政府の協力プロジェクトが現在、順調に進んでいると表明。新たな分野における協力を開拓し、文化や観光などの人的・文化交流を深め、両国関係の基盤を固めていきたいと述べた。さらに、シンガポールが中国と共に、ASEAN・中国協力のさらなる発展を推し進めていくとの意向を示した。
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