在中の各国大使館を代表して黒竜江省のグローバル・プロモーション・イベントでスピーチする横井裕駐中国大使。(北京=新華社記者/余申芳)
【新華社北京11月14日】中国黒竜江省のグローバル・プロモーション・イベントが12日、北京で開催された。日本の横井裕駐中国大使が、在中の各国大使館を代表して会議に出席しスピーチを行った。横井氏は、日中両国の協力は巨大な潜在力を持つと述べ、北京の日本大使館や瀋陽の日本領事館は黒竜江省と連携して協力の潜在力を発掘し、日中協力の明るい未来を共に作り上げていくと表明した。
横井氏は流暢な中国語で黒竜江省と日本の地方都市との友好交流の歴史を振り返った。また、同省の地理的優位性や経済的な潜在力を高く評価し、日本との経済協力に向けた将来の展望を語った。
横井氏は今年が中国の改革開放40周年であり、日中和平友好条約締結40周年でもあることにも触れ、日中両国の地方交流もまた40年にわたり活発に行われてきたと指摘。黒竜江省と日本の新潟県の友好都市関係は今年35周年を迎え、山形県とは25周年、北海道との交流も30年を超えていることなどを例に挙げ、これらの日本の都市が同省と長年にわたり積極的な交流と協力を進めてきたことは、両国関係に大きな基礎を据えることになったと語った。
横井氏はまた、同省が中国の経済発展を支える重要地域であるとの見方を示し、同省と日本は今後、省エネ・環境保護や技術イノベーション、ハイテク製造、財政金融、シェアリングエコノミー、医療・介護などの分野で大きな潜在力を発揮できると述べた。
今回のイベントは「新時代の中国:黒竜江、繁栄への新たな道を世界と共に歩む」をテーマに中国外交部が主催した。外交部が行う省・区・市のプロモーションイベントとしては16番回目の開催となる。(記者/郭丹)
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