10月1日、大渡河興康特大橋の床版上を歩く来賓。(瀘定=新華社記者/江宏景)
【新華社瀘定10月9日】中国四川省の雅安(があん)市と康定市を結ぶ雅康高速で10月1日、瀘定大渡河興康特大橋の橋面工事が完成し通行が可能となった。同橋の完成は雅康高速を予定より前倒しで年末に全線開通させるうえで確固たる基礎を築いた。大橋の建設は雅康高速の建設で最重要プロジェクトの一つとされる。標高が高く、地震が頻繁に起こる高震度域に位置し、複雑な風環境の下で建設される超長大支間鋼製桁梁つり橋は、全長1411メートルで支間長は1100メートル。総工費は10億元(1元=約17円)を超え、「省内チベット民族地区で随一の橋」と呼ばれる。