24日、ウルムチ市の新疆ウイグル自治区博物館で、「ニヤ・考古・物語―中日ニヤ遺跡考古調査30周年成果展」に展示されている「五星出東方利中国」と刺しゅうされた錦の肘当てを眺める来場者。(ウルムチ=新華社記者/王菲)
【新華社ウルムチ9月25日】日本の国宝にあたる中国の国家一級文化財の「五星出東方利中国」と刺しゅうされた錦の肘当てが22日、新疆ウイグル自治区博物館で開催中の「ニヤ・考古・物語―中日ニヤ遺跡考古調査30周年成果展」に登場した。ジェットストーンに文字が彫られた「司禾府印」、「延年益寿 大宜子孫」の文字が入った錦鶏鳴枕(錦織りのニワトリをかたどった枕)などニヤ遺跡で出土した文化財300点余りが展示されている。同展は2019年1月まで開催。
ニヤ遺跡はタクラマカン砂漠の南縁に位置し、広くその名の知られた漢・晋時代のオアシス都市国家の集落遺跡だ。考証を経て、「漢書・西域伝」に記されているシルクロード西域南道の重要なオアシス都市国家、「精絶国(チャドータ)」が存在していた場所であったことが判明した。