嵐(らん)県しん粉細工(もち米と小麦粉を練って作った小さい人形)は中国山西省呂梁(ろりょう)市嵐県の民間伝統芸術で、その作り方は複雑かつ多様であり、形作りの方法だけでも数十種類におよぶという。近年、この伝統芸術を保護するため、嵐県面塑の発祥地である嵐城(らんじょう)鎮には5カ所の文化施設がつくられ、しん粉細工伝承者の手ほどきを通じて、愛好者がしん粉細工を学び、その技術について交流し合える機会が設けられている。同時に、定期講座や展覧会、学校でのしん粉細工教室などの活動を通して、しん粉細工文化の発展と伝承を推進していくという。(新華社記者/楊晨光)