建川博物館にある「抗戦老兵手形広場」。(新華社配信/建川博物館提供)
【新華社成都8月15日】中国四川省成都市大邑県安仁鎮にある中国最大の民間博物館、建川博物館群で14日、九三学社湖南省委員会、湖南老兵の家、湖南省撮影家協会が「日本無条件降伏の日」73周年を記念し、3年かけて共同収集した、湖南省の抗日戦争元兵士の手形1207枚を同博物館に寄贈した。
同博物館群は中国の民間企業家、樊建川氏が設立した。約500ムー(約33万3千平方メートル)の敷地に1千万点余りを収蔵し、29の展示館を建設、公開しており、中国でこれまで投資額が最も多く、最大の建設規模と展示面積、豊富な収蔵品を持つ民間博物館として知られている。建川博物館群の「抗戦老兵手形広場」ではすでに4800以上の手形を集め、赤い手形を1対1・25の比率で刻印した強化ガラスをV字型に配置し、抗日戦争元兵士を記念するオブジェとして展示している。
同博物館の樊建川館長は寄贈式で、「抗戦老兵手形広場」は拡張工事中であり、新しく収集した1207枚の手形をできるだけ早く刻印して展示し、戦火の中で力を尽くした英雄たちの手を永久に歴史に刻みたいとの考えを示した。(記者/童芳)