13日、洪水に見舞われた四川省綿陽市三台県の星楼村。村では洪水で多くの作物が流され、現地の主要な経済作物であるジャノヒゲが収穫ゼロの苦境に陥っている。
中国四川省綿陽市では8~11日、1951年以来最大の豪雨に見舞われ、その影響で涪江(ふうこう)本流で50年に1度の大洪水が発生した。涪江本流の流域である同市三台県花園鎮の星楼村では、洪水によって村が水に囲まれて「孤島」状態となり、110人の村民が孤立する事態となった。
村民は11日午後、消防隊員の救助によりボートで無事避難したが、農地のトウモロコシは流され、村の主要な経済作物であるジャノヒゲも大きな被害を受けた。大部分の村民の家屋の壁には、高さ40センチメートル余りの洪水の跡が残っており、一部の家屋では最高水位が50センチメートルを上回った。(新華社記者/陳地)