28日、中国国務院新聞弁公室が北京で開いた記者会見で「中国と世界貿易機関」白書について説明し、記者の質問に答える王受文商務部副部長兼国際貿易交渉副代表(右)と襲艶春国務院新聞弁公室報道官(左)。(新華社記者/沈伯韓)
【新華社北京7月2日】中国は6月28日、初の「中国と世界貿易機関」白書を発表し、世界貿易機関(WTO)に加盟してからの17年間に中国が約束を履行し、積極的に世界貿易の発展を推進してきたという確かな成果を全面的に明らかにした。
国家発展改革委員会と商務部は同日、「外国企業投資参入特別管理措置(ネガティブリスト)(2018年版)」を発表し、22の分野で外国企業に対して投資市場への参入許可を与える大幅な開放を行った。 白書は中国が世界経済と深く融合してきたことを示す成績表であり、約束を履行して引き続き開放を拡大していくことを示す重要な措置でもある。タイミングが重なり、中国の対外開放に関する素晴らしい答案が提出された。
この答案には、長年の浮き沈みによる重要な啓発が刻み込まれている。170年余り以前、中国は閉鎖的で立ち遅れていたが、西側の銃砲によって開国を余儀なくされ通商が始まった。1978年、中国は改革開放の新たな道を歩み始め、胸襟を開き世界を受け入れる新たな段階を迎えた。2001年、中国はWTOに加盟したが、これは中国が経済のグローバル化に深く参加するための里程標となった。17年にわたり、中国は多国間貿易体制の恩恵を受け、また各国に新たなチャンスをもたらしてきた。WTOのラミー前事務局長はさまざまな場面で、中国はWTOとの約束履行の点において「A+」の成績に値すると述べてきた。
この答案には、中国の開放の門は「ますます大きく開かれるのみ」という決意と成果が記されている。十分な実質的価値を有する一連の開放措置は、中国と世界が発展の機会を共有するという誠実な願いをはっきりと表明するものであり、「早くするのに適しており遅らせるべきではなく、速めるのに適しており緩めるべきではない」という開放の約束を実行した。
この答案には、中国が経済のグローバル化と多角的貿易体制を固く守る責任を果たす決意も表明されている。中国は確固不動に貿易や投資の自由化という旗を高く掲げ、実際の行動によって開放型世界経済の構築を推進していく。
40年間の移り変わりを経て、また新たな出発の時を迎えた。あらゆるものを受け入れる心の広さと、たゆまず奮闘する勇気を持ち続ける中国の対外開放の答案は、13億の人々に「獲得感」(何かを手に入れることによる満足感)をもたらし、世界各国にも多くの利益をもたらすだろう。
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