東南大学は2日、同校生物医学工程学院生物電子学国家重点実験室の趙遠錦教授が率いる研究グループが変色する「心臓チップ」を開発したと発表した。このチップは体外で心筋細胞の拍動や収縮のシミュレーションができ、将来、薬剤の人体への影響を調べる際に、動物の代わりに利用できる可能性がある。
研究グループはカメレオンからヒントを得て、マイクロチップに特殊な光学構造を持つゲルを加えた。このゲルと心筋細胞を組み合わせると、心筋細胞の弛緩や収縮に合わせてゲルも変色する。色の変化によって心筋細胞の動きを視覚的に理解でき、薬剤の心臓への影響も一目でわかるようになる。
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