中国農業部の韓長賦部長は5日、「両会」(全国人民代表大会と全国政治協商会議)の「部長通路」で、記者の質問に答えている。
【新華社北京3月6日】中国農業部の韓長賦部長は5日、「両会」(全国人民代表大会と全国政治協商会議)の「部長通路」で、記者の質問に答え、中国は第13次5カ年計画の化学肥料使用のゼロ成長という目標を、3年繰り上げて達成したと述べた。中国証券網が伝えた。
同部長によると、中国農業は連年豊作を達成し、食の安全はいつになっても国を治め安定させる上では何よりも重要なことである。化学肥料が食糧を増産させる上で重要な役割を果たすのは確かだが、増産が完全に化学肥料に頼ったものだとは言えない。全国の農薬使用量が2016年にマイナス成長となり、化学肥料使用量が2017年にマイナス成長となり、第13次5カ年計画の目標を3年繰り上げて達成した。「これは重要なターニングポイントであり、しかも、歴史的なことだ」と、同部長は述べた。
同部長はまた、次のように指摘した。農業部は次の一歩として、引き続き化学肥料や農薬の使用量を減少させ、その効果を向上させる。1つ目に、重点品種に注目し、特に、果物や野菜、お茶、園芸商品の栽培において化学肥料の代わりに有機肥料を普及させ、環境にやさしいバイオ農薬やバイオ肥料の使用を広める。2つ目に、新興主体を上手く捉え、家庭農場や協同組合、リーディングカンパニーを自発的な化学肥料や農薬の使用削減に導く。3つ目に、科学技術イノベーションを推進し、化学肥料や農薬使用の科学性と有効性を向上させる。政府によるサービス購入、金融イノベーション、有機肥料補助などの施策により、化学肥料や農薬使用の削減とグリーン発展を目指す。
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