(切磋琢磨して前進した五年間)中国は教育の発展と国際協力促進の分野で莫大な貢献を行ったーーユネスコのファルト事務局長補にインタビュー

新華網| 2017-07-27 09:53:36|編集: 彭纯
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  新華網パリ7月27日(記者/張雪飛)国連教育科学文化機関(ユネスコ)のエリック・ファルト事務局長補は先日パリで新華社記者のインタビューに応じた際、ここ数年中国が自国の教育の現代化発展の推進や教育の公平性の実現などの面で達成してきた成果を十分に評価し、ユネスコが中国とアフリカの教育面での進歩や、女子・女性のエンパワーメント及び世界遺産の保護といった多くの分野において極めて効果的な協力を行ってきたとみなしている。

  ユネスコの対外関係や公共情報に関する事務をつかさどるファルト事務局長補は「中国は国連が定めた17の持続可能な開発目標の実現に対し断固たる承諾を行い、その中の『包摂的かつ公平で質の高い教育を保障し、全人民の生涯学習機会の共有を促進する』という教育目標を最も重要な位置に置いています。」と語っている。

  中国は1985年から国連の『世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約』に本格的に加入し、長年にわたって多くの積極的な措置を講じて『条約』を実施し、世界遺産を保護するために極めて優れた貢献を行い、また異文化交流を重視してきた。そして、ユネスコ・アジア太平洋地区トレーニング研究センターも中国に設けられている。

  ファルト事務局長補は、「過去数年間にわたるアフリカでの教育発展の推進や性別平等の促進は、ユネスコが中国と協力してきた優先分野だと言える。双方はユネスコチェア(UNESCO Chair )プログラムや複数の研究機関及び他のプロジェクトを通じた科学コミュニケーションの共同促進にも力を入れてきた。」と語っている。

  ファルト事務局長補は、「ユネスコと中国は教育改善を通じた女子・女性のエンパワーメントの実現に、大きな努力を払ってきた。その例としては、中国政府の資金援助のもとで、2015年に『ユネスコ女子と女性の教育賞』を創設し、女子と女性の教育推進に卓越した貢献を行った個人や機関及び団体を表彰してきたことなどが挙げられる。」との見方を示している。

  ファルト事務局長補は、「今の社会が繁栄・発展するには、人々が質の高い教育や技術トレーニングによる青年のエンパワーメントの実現に取り組み、文化遺産を共同で保護し、異文化交流を促進し、文化の多様性を尊重することが必要で、また文化が社会の包容力や想像力を促進する重要なパワーであることを人々が深く認識し、科学とイノベーションの利用に努め、持続可能な共通の未来を構築することも必要だ。」と語っている。

 

(新華社より)

 

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KEY WORDS: 国連 世界遺産 教育
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