河北省石家庄市の焼き絵職人である■友友さん(64歳、■は赤へんにおおざと)はこの仕事を続けて41年になる。焼き絵とは、古くは「火針刺繍」と呼ばれていた千年以上前から伝えられてきた伝統工芸だ。火を「墨」代わりに、伝熱性のある銅などの金属を「筆」に、ムクゲの木版に描く。加熱した金属の「筆」を使い、ムクゲの木版に様々な程度の焼き目をつけていくことで、繊細で表情豊かな絵画を描き出す。撮影/蒲東峰