新華網モスクワ7月5日(記者/範偉国、胡暁光)中国の習近平国家主席のロシア訪問の時、ロシア人の専門家・学者は先日、新華社記者の特別インタビューに応じた際、中国はロシアにとって最も将来性の高いパートナーで、習主席の今回の訪問は両国の今年の重要事件であり、二国間関係の発展に新たなチャンスをもたらすだろう、との見方を示した。
ロシア高等経済学院教授、ロシア人民友誼大学中国戦略研究センターのマソロフ(Maslov)主任は、露中の指導者は二国間関係の枠組み内で定期会合を行うだけでなく、多国間の場でもよく顔を合わせ、重要な国際問題や両国の政治、経済協力問題について研究討議しており、「このように経常的に対話を行うことは今までなかった」と語っている。
マソロフ主任は、次のように述べた。中国はロシアの主要なパートナーであり、ロシアにとって最も将来性の高いパートナーでもある。ロシアのプーチン大統領は6月15日に出演したロシア国民の質問に直接答えるテレビ番組の中で、ロシアと中国は安定的且つ良好な関係にあると特に言及していた。マソロフ主任は、次のようにみなしている。エネルギー分野での協力以外に、両国は農産物貿易、技術協力などの面での進展も良好で、国境地域での協力構造が多元化傾向を呈しており、「事実上、これまでの一年間は、両国関係の発展が構造的な問題を乗り越えるために準備された一年だった」。
ロシア科学アカデミー極東研究所のルジャーニン所長は、次のように指摘する。これまでずっと、露中両国が主権や安全、発展などに及ぶ核心的な問題で互いに支え合ってきたことは、露中関係の基盤の一つとして『露中善隣友好協力条約』の中で体現されている。この条約は重大な意義をもち、両国が多くの分野で一連の成果を得られるよう促している。2016年に発表された『ロシア連邦対外政策概念』は、露中が世界の重要な問題で立場が一致することは、地域と世界の安定のための基本的要素の一つだとみなしている。「世界と地域に及ぼす影響について言えば、露中のパートナーシップは国際政治において多くの他のパートナーシップの形式を超えました。」
(新華社より)
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