シリア内戦が始まって5年が経つ。首都のダマスカス東部の東グータ地区は反政府勢力の拠点となっており、頻繁な空襲が住民を恐怖に陥れてきた。自由に出歩くこともままならなかった。しかしこの地に住む大人たちは、子供たちのための遊び場所を作り、安全に遊ばせてあげたいと考えた。東グータ地区で最大の村であるドゥーマーでこのほど、ロケット弾の残骸で作ったブランコで遊ぶ子供たちの姿が見られた。これらロケット弾は元々、政府軍がミグ戦闘機で投下したものである。英紙「サン」が報じた。
かつて空襲によるロケット弾は人々を恐怖に陥れた。停戦になった現在、ロケット弾は子供の遊戯施設に変わった。この独創的なアイデアは40歳のアブ アリ アビラルさんが最初に提案した。彼は数十発のロケット弾の残骸を集め、それらを溶接してブランコを作り、様々な色で塗った。
(チャイナネット)
関連記事: