新華網ビエンチャン7月26日(記者/栄忠霞、陳健)7月25日、中国外交部の王毅部長はラオスのビエンチャンで東アジア協力に関する一連の外相会合に出席している際に、求めに応じて日本の岸田文雄外相と会見した。
王毅部長は次のように述べた。現在の中日関係は満足できるものではなく、ぜい弱で敏感な面が依然として非常に目立つ。下半期に中日関係の一連の政治・外交スケジュールがあり、日本側が実際の行動を取って、中日間の四つの政治文書が確立できた政治的基礎を守り、四つの原則・共通認識を実行し、中国側と合わせてG20サミットをきちんと開催し、中日関係の改善に有利な条件を作り上げるよう望んでいる。
王毅部長は更に中国側の南中国海問題に関する立場を再び言明し、次のように強調して指摘した。日本は南中国海争議の当事国ではない。中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)が連合声明を発表し、南中国海問題を『南中国海各方面行動宣言』という正しい軌道に戻させるよう推進する状況の中で、もし日本はまた高い調子で介入し、わざわざ煽り立てるなら、日本が別の目的がある事を証明したのみだ。南中国海の航行自由に関しては、過去がないが、今後も問題があるはずがない。中国はまず航行自由を維持する固い力である。王毅部長は日本側が言行を慎み、過ちを繰り返してキリがないようなことがしないよう促す。(翻訳/呉寒氷)
(新華社より)
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