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プーチン露大統領が新華社社長の独占インタビューを受け、中露協力内包を充実させ、「一帯一路」とユーラシア経済連合建設とのリンクを推進すると強調
jp.xinhuanet.com | 発表時間 2016-06-23 19:07:23 | 新華網 | 編集: 謝艶

6月17日、ロシアのサンクトペテルブルクで、ロシアのプーチン大統領は新華社の蔡名照社長の独占インタビューを受けた。新華社記者 白雪騏 撮

 新華網サンクトペテルブルク6月23日   プーチン露大統領が中国を訪問する前に、6月17日の夜、ロシアのサンクトペテルブルクで、新華社の蔡名照社長の独占インタビューを受けた。プーチン大統領は、中国とロシアの相互信頼は未曾有の高さに達し、両国は二国間関係協力の内包を充実し、二国間貿易を拡大し、科学技術の協力水準を高め、インフラ建設の協力を強化し、また国際舞台で手を携えて、国際の安定を維持し、「一帯一路」とユーラシア経済連合の建設のドッキングを共同で推進すべきだと表明した。独占インタビューの主な内容は次の通り。

 蔡名照社長:習近平主席とプーチン大統領の共同推進の下で、中露の全面的な戦略的協力パートナーシップが絶えず深まってきています。今年は『中露善隣友好協力条約』調印15周年で、中露の戦略的協力パートナーシップの樹立20周年でもあります。目下の中露関係にはどんな見所がありますか。発展の見通しがいかがですか。プーチン大統領は今回の訪中に対して、どんな期待を持っていますか。

 プーチン大統領:貴方は我々両国の関係が非常に高いレベルにあると語りました。これは実際に我々の両国の関係に対する評価を下しました。私はここで貴社の読者が二つの節目に注目するよう注意したいです。20年前、我々は一つの新型関係、即ち戦略的協力パートナーシップを構築すると発表しました。15年前、我々は友好協力条約に調印しました。この期間中、大量の仕事が完成することができて、我々の相互信頼を未曾有の高度に達させました。この相互信頼が我々の二国間協力の土台を築きました。

 蔡名照社長:ありがとうございました。先ほど、プーチン大統領は中露両国の経済貿易の発展に話が及んで、多くの大型プロジェクトが人々を非常に励ましました。ユーラシア経済連合を中国の「一帯一路」提唱と結びつけることを推進し、中国の経済界はこの事に非常に関心を寄せているとプーチン大統領は何回も強調した。具体的にどんな措置をとりますか?またどのように「一帯一路」の建設とユーラシア経済連合とのリンクに頼って中露経済貿易のレベルを引き上げますか。

 プーチン大統領: 貴方は一つのとても面白い重大な話題に話が及んでいました。習近平主席が「シルクロード経済ベルト」の提唱を提起したことが我々は分かっています。習近平主席の提唱が非常に時機にかなっており、人々の興味を引き出し、また、広い見通しを持っています。その目的は世界各国との協力を拡大するのです。もちろん、まずは隣国との協力です。なぜならこの道はどんなところに通じるにかかわらず、まず隣国を経由しなければならないからです。

 我々は二つの方面の交渉を行っています。一つの方面は露中の二国間交渉で、もう一つの方面は中国とユーラシア経済連合に関わる交渉です。少し前に、我々ユーラシア経済連合の5カ国はアスタナで関係の内容を検討したことがあります。皆は習近平主席による提起した「シルクロード経済ベルト」の枠組み内において我々と中国との協力を発展することに同意した。

 蔡名照:今年は上海協力機構(SCO)が設立してから15周年にあたります。中露両国は上海協力機構の創始国で、この機構は地域安全の保障や地域発展の促進の面で重要な役割を果たしています。プーチン大統領は今回の上海協力機構サミットに対し、何かご期待はお持ちですか。上海協力機構のメカニズムに対し、どう評価しますか。

 プーチン:上海協力機構は設立当初、自分にかなり控え目な目標を立てました。私が言いたいことは、これらの目標がかなり重要でありながら、実利を重視しています。それは様々な難しい或いは易しい国境連携問題を解決することですが、国境連携問題だけです。しかし、誠意が欠かせば、これらの国境問題は数十年かかっても解決できないことで、誠意があれば、これらの問題はすらすらと解決できることを我々も分かっています。

 ロシア、中国および上海協力機構の他のメンバーはこの最大の誠意によって、我々がこの領域で自分のために設定した目標を達成しました。当然ながら、我々はこのメカニズムを放棄してはいけません。獲得した成果と、我々各メンバー国の間の相互関係の発展レベルを大切にしなければなりません。事実上、我々はすでに現存のメカニズムを利用してほかの問題を解決し始めました。まずは多領域における協力を展開することです。政治上の協力もインフラ建設方面の協力も含まれています。我々はすでに安全問題、麻薬の脅威の対策などを検討し始めています。

 SCOは本地域で人気があり、吸引力に富む組織になりました。世界の多くの国がSCOに参加する希望を表しました。

 去年に行ったSCOウファサミットで、われわれはインドとパキスタンのSCOに参加する手続き開始を正式に決めました。タシケントサミットでわれわれはこの決定を実行に移し、ほかの国のSCO活動に参加したい問題を討議します。

 職能範囲の拡大、メンバー数量の増加、特に上記の重要な国の参加することはSCOが本地域だけではなく、世界中でも権威性をもち、人気がある国際組織にならせています。

 

(新華社より)

 

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プーチン露大統領、訪中へ

新華網日本語

プーチン露大統領が新華社社長の独占インタビューを受け、中露協力内包を充実させ、「一帯一路」とユーラシア経済連合建設とのリンクを推進すると強調

新華網日本語 2016-06-23 19:07:23

6月17日、ロシアのサンクトペテルブルクで、ロシアのプーチン大統領は新華社の蔡名照社長の独占インタビューを受けた。新華社記者 白雪騏 撮

 新華網サンクトペテルブルク6月23日   プーチン露大統領が中国を訪問する前に、6月17日の夜、ロシアのサンクトペテルブルクで、新華社の蔡名照社長の独占インタビューを受けた。プーチン大統領は、中国とロシアの相互信頼は未曾有の高さに達し、両国は二国間関係協力の内包を充実し、二国間貿易を拡大し、科学技術の協力水準を高め、インフラ建設の協力を強化し、また国際舞台で手を携えて、国際の安定を維持し、「一帯一路」とユーラシア経済連合の建設のドッキングを共同で推進すべきだと表明した。独占インタビューの主な内容は次の通り。

 蔡名照社長:習近平主席とプーチン大統領の共同推進の下で、中露の全面的な戦略的協力パートナーシップが絶えず深まってきています。今年は『中露善隣友好協力条約』調印15周年で、中露の戦略的協力パートナーシップの樹立20周年でもあります。目下の中露関係にはどんな見所がありますか。発展の見通しがいかがですか。プーチン大統領は今回の訪中に対して、どんな期待を持っていますか。

 プーチン大統領:貴方は我々両国の関係が非常に高いレベルにあると語りました。これは実際に我々の両国の関係に対する評価を下しました。私はここで貴社の読者が二つの節目に注目するよう注意したいです。20年前、我々は一つの新型関係、即ち戦略的協力パートナーシップを構築すると発表しました。15年前、我々は友好協力条約に調印しました。この期間中、大量の仕事が完成することができて、我々の相互信頼を未曾有の高度に達させました。この相互信頼が我々の二国間協力の土台を築きました。

 蔡名照社長:ありがとうございました。先ほど、プーチン大統領は中露両国の経済貿易の発展に話が及んで、多くの大型プロジェクトが人々を非常に励ましました。ユーラシア経済連合を中国の「一帯一路」提唱と結びつけることを推進し、中国の経済界はこの事に非常に関心を寄せているとプーチン大統領は何回も強調した。具体的にどんな措置をとりますか?またどのように「一帯一路」の建設とユーラシア経済連合とのリンクに頼って中露経済貿易のレベルを引き上げますか。

 プーチン大統領: 貴方は一つのとても面白い重大な話題に話が及んでいました。習近平主席が「シルクロード経済ベルト」の提唱を提起したことが我々は分かっています。習近平主席の提唱が非常に時機にかなっており、人々の興味を引き出し、また、広い見通しを持っています。その目的は世界各国との協力を拡大するのです。もちろん、まずは隣国との協力です。なぜならこの道はどんなところに通じるにかかわらず、まず隣国を経由しなければならないからです。

 我々は二つの方面の交渉を行っています。一つの方面は露中の二国間交渉で、もう一つの方面は中国とユーラシア経済連合に関わる交渉です。少し前に、我々ユーラシア経済連合の5カ国はアスタナで関係の内容を検討したことがあります。皆は習近平主席による提起した「シルクロード経済ベルト」の枠組み内において我々と中国との協力を発展することに同意した。

 蔡名照:今年は上海協力機構(SCO)が設立してから15周年にあたります。中露両国は上海協力機構の創始国で、この機構は地域安全の保障や地域発展の促進の面で重要な役割を果たしています。プーチン大統領は今回の上海協力機構サミットに対し、何かご期待はお持ちですか。上海協力機構のメカニズムに対し、どう評価しますか。

 プーチン:上海協力機構は設立当初、自分にかなり控え目な目標を立てました。私が言いたいことは、これらの目標がかなり重要でありながら、実利を重視しています。それは様々な難しい或いは易しい国境連携問題を解決することですが、国境連携問題だけです。しかし、誠意が欠かせば、これらの国境問題は数十年かかっても解決できないことで、誠意があれば、これらの問題はすらすらと解決できることを我々も分かっています。

 ロシア、中国および上海協力機構の他のメンバーはこの最大の誠意によって、我々がこの領域で自分のために設定した目標を達成しました。当然ながら、我々はこのメカニズムを放棄してはいけません。獲得した成果と、我々各メンバー国の間の相互関係の発展レベルを大切にしなければなりません。事実上、我々はすでに現存のメカニズムを利用してほかの問題を解決し始めました。まずは多領域における協力を展開することです。政治上の協力もインフラ建設方面の協力も含まれています。我々はすでに安全問題、麻薬の脅威の対策などを検討し始めています。

 SCOは本地域で人気があり、吸引力に富む組織になりました。世界の多くの国がSCOに参加する希望を表しました。

 去年に行ったSCOウファサミットで、われわれはインドとパキスタンのSCOに参加する手続き開始を正式に決めました。タシケントサミットでわれわれはこの決定を実行に移し、ほかの国のSCO活動に参加したい問題を討議します。

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(新華社より)

 

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