イギリス紙『ガーディアン』のウェブ版が6月13日に伝えたところによると、制作費に1億6000万ドルをかけた映画が、米国公開後の週末に2440万ドルの興行収入を実現した。しかし、同作品が中国公開後5日間で1億5600万ドルの興行収入を上げたことは、アナリストをさらに驚かせた。
ジャッキー・チェンは今週行われた上海国際映画祭で、この結果はハリウッドの幹部たちを懸念させると話している。ジャッキー・チェンは、「映画『魔獣』の興行収入は2日で6億元に達し、米国人を驚かせた。100億を稼げる映画が制作できるのであれば、私たちが英語を学ぶのではなく、世界の映画研究者が中国語を学ぶだろう」と語った。
雑誌『ハリウッド・リポーター』は、中国の年間興行収入は北米を超える規模になると予想。大作映画は中国で人気があり、多くの中国企業が投資している。これらは一部の大作映画のロケ地や主役選びに影響する。例えば、映画『トランスフォーマー/ロストエイジ』の一部資金は中国映画チャンネルが提供し、それにより李氷氷(リー・ビンビン)が出演し、香港でも撮影が行われた。また、映画『アイアンマン3』には中国人観客向けのシーンが盛り込まれ、中国人女優の范冰冰(ファン・ビンビン)も出演した。
報道によると、映画『パシフィック・リム』は米国での成績はいまいちだったが、中国では人気があり、続編の制作に入った。『パシフィック・リム』と『魔獣』の制作会社はいずれもレジェンダリー・ピクチャーズである。中国企業の大連万達集団は1月に同社を買収し、買収額は35億ドルに達したと報じられた。
(チャイナネット)
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