【熟年離婚】
2005年に高視聴率を記録した全9話のテレビドラマ「熟年離婚」では、主人公が定年退職した日の夜、妻が記入済みの離婚届を突きつける。
このドラマが好評を博したのは、社会の現実を反映しているからだ。2007年以降は法制度の変更により、仕事をしていない主婦も離婚した場合、元夫の年金分割を受けられるようになった。それまで主婦にはこの権利がなかったので、日本人女性の社会的地位の低さが伺える。これは日本人女性が良妻賢母にならざるを得ない一面を反映している。