新華網日本・広島4月12日 (記者/沈紅輝 厳蕾)2日間にわたって行われた7カ国(G7)外相会合が11日、日本・広島で閉幕した。会合に参加した外相はテロ対策、難民危機などの議題について話し合い、また「核なき世界の実現」を呼びかけた。
日本、米国、英国、フランス、ドイツ、イタリア及びカナダの外相が会合に出席した目的は、5月26日から27日にかけて日本・三重県の伊勢志摩で開催されるG7サミットのために準備することにあるという。
会合で発表された『核軍縮や不拡散に向けた広島宣言』(以下『宣言』と称す)は、7カ国が核なき世界の実現に向けた決意を再確認し、すべての国が『核拡散防止条約』に直ちに加入し、『包括的核実験禁止条約』を批准するよう求めていると伝えている。
日本は今のところ原子爆弾の爆撃を受けた唯一の国だ。侵略戦争を発動した日本にできるだけ早い降伏を促すため、米軍は1945年8月6日、空中から広島に「リトルボーイ」というコードネームの原爆を投下しした。当年の8月9日、米軍は更に「ファットマン」というコードネームを持つ原子爆弾を日本・長崎市に投下した。長期にわたり、日本はこれを利用し自らを第二次世界大戦の「被害者」とさせるイメージを描いてきたが、日本が原子爆弾の爆撃に遭った歴史的背景についてはほとんど言及していない。