旧暦の1月8日が過ぎ、多くの出稼ぎ労働者が田舎から都市部に戻り、避けられない問題に再び直面している。それは、子供が親と離れ離れになるということである。
四川省成都市キョウライ市臨済鎮瑞林村で、記者は悲しい一幕を目にした。配達の仕事をしている40歳女性の植さんはこの日、仕事をするために成都市内に戻らなければならず、7歳の峰峰ちゃんはお母さんと一緒に行くとだだをこね、おじいちゃんとおばあちゃんが言い聞かせてもどうにもならず、峰峰ちゃんはお母さんの手を引っ張ろうとしながら「そんなことしないで」とわめいた。植さんは、「家で過ごした春節中、峰峰ちゃんはずっと一緒に遊びたがり、寝るときも懐に入ってきて友達とも遊ばなかった」と話す。植さんは離婚しており、もう1人高校生の娘がいるため、2人の子供の学費のために外で働かなければいけない。成都市内に連れて行けば1人で面倒を見ることなど不可能だ。
権威機関の調査によると、中国の「留守児童」の数は6100万人を超えており、峰峰ちゃんもその1人である。