▽デートするお金がない
性教育や不妊相談などに従事する民間組織「日本家族計画協会」の北村邦夫氏は「近年、日本は不景気で先の見通しも暗い。これが、若者が恋愛したがらなくなり、性に対する欲求も減った原因だ。特に男性の身体にこの点がはっきりと現れている」と指摘する。
23歳の樋渡さんもそんな1人だ。彼は光ファイバー設備の設置を手がけるアルバイトをしており、月給は15万円。毎月のローンや生活費を差し引くと、2万円から5万円しか残らないという。
樋渡さんは「たったこれだけの収入で、自分ひとりの生活もやっとの状態。いい服を買う余裕もない。こんな男を好きになってくれる女性などいるだろうか?」と語る。
ある専門家は、「女性が結婚したがらない原因は男性とはまた異なる。彼女たちは結婚で仕事をやめ、キャリアをあきらめるのが嫌というケースが多い」と指摘する。
21歳の女子大生 里香さんは、恋愛よりも友達同士で集まったりそこからビジネスチャンスを見つけるほうが楽しいという。彼女の理想は、キャリアウーマンになることだ。里香さんは「女だからって、結婚して夫を助け、子どもを育てなければならないと決め付けられる筋合いはない」と語る。
(人民網日本語版)
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