木寺昌人日本駐中国大使
新華網北京1月11日(記者/張一)2016年の「成人の日」を前にした1月10日、日本人留学生と中国人学生らによる合同成人式が北京で行われた。
「中日合同成人式」は北京の日本人留学生社団・BJSAと日本駐中国大使館が共催されている。6回目となる今年の合同成人式には、中日両国の新成人約200名が参加した。木寺昌人日本駐中国大使、北京市人民対外友好協会の高双進副会長や日本人俳優の黒木真二氏、矢野浩二氏らも出席し、両国の若者たちと一緒に成人式に出席した。
木寺昌人大使は祝辞で、一人一人違う人生を歩んできた日中の青年たちが人生の節目をこうして同じ場所で迎えることができたのは大変貴重な縁だ。この縁を大事にして日中友好の架け橋となってほしいと新成人たちに激励の言葉を送り、日中関係の未来は明るいと信じていると述べた。
高双進副会長は新成人への祝福を表し、二十歳は人生の新しいスタートだ。これからは大いに本を読み、社会の知識を学び、知識と力を蓄え、新たな挑戦に取り組んで、夢の持つ責任感のある青年になってほしいと述べた。
また、中国側新成人の代表として、北京外国語大学の寿香那さんが、常に自分の成長に支えてくれた人々に感謝しなければならないと語り、二十歳になった私たちは地に足をつけ、自分の熱意を無にすることなく、初心を忘れることなく、「理想と将来に向かって勇気を持って歩いていきましょう」とあいさつした。日本側代表、南開大学の留学生・中村はづきさんは、日本の友人と中国の友人がこんなにも楽しく過ごせる時間があることをたくさんの人に知ってほしい。今日をきっかけに、日中の懸け橋となる存在がさらに増えることを楽しみにしている。新成人と日中両国の明るい未来、両国の友情を深める活動が今後も続けてゆくことを願うと述べた。
式典では、一部の来賓と新成人による鏡開きが行われた。このほか、新成人たちが書き初めをしたり、20年を振り返った時事映像、学生による演奏や舞踊の披露を見たりするなどして交流を深めた。