新華網ワシントン1月6日 (記者 鄭啓航 高攀)米国司法省は4日、ドイツのフォルクスワーゲン(VW)グループに対し、同社の約60万台のディーゼルエンジン車に米国の排ガス検査を通過するために、不正ソフトウェアを搭載したことは、米国の『大気浄化法』に違反するとして民事訴訟を提起した。
米国環境保護局(EPA)は昨年9月と11月にVWグループに次の内容の違法通知書を発行した。VWがディーゼルエンジン車が排ガス検査を受ける際に、搭載した不正ソフトウェアを用いて排ガス浄化機能を高めることによって、排ガス基準を満たした。しかし、日常の走行での実際の排出量は米国環境保護局の基準の40倍を超え、大気汚染の原因となっている。米国司法省は同日、米国環境保護局を代表し、ミシガン州デトロイトの連邦裁判所で民事訴訟を提起し、ドイツのVWグループ傘下のVW自動車、アウディ、VW米国、VW米国のチャタヌーガ組立工場、ポルシェ及びポルシェ北米支社を提訴した。
(新華社より)
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