【新華社北京12月22日】中証網の報道によると、業界関係者は次のような見方を示したという。第２陣の自由貿易試験区が21項目の改革の経験や8つのイノベーションの実践事例をすでにスクリーニングし、また関連部門が国務院に報告を行い、それらが近く承認され、全国の適した地域に向けて広め始められる見通しだ。これらの経験の普及を加速するため、第3陣の自由貿易試験区が近く打ち出される見通しで、それにより対内・対外開放を強化し、「第13次五カ年規画」期間における経済成長を推進させてゆく。

   国務院がこのほど発表した『自由貿易試験区戦略の実施加速に関する若干の意見』では、自由貿易試験区の試行を引き続き深化し、対外の自由貿易試験区の交渉において共通性を有する難点や焦点となる問題を、上海などの自由貿易試験区内で全国に先駆けて新たな政策を試行することを可能とさせ、一部の地域でストレス・テストを行うことにより、リスクを予防・解決するための経験を積み、最適な対外開放モデルを探索するよう求めている。

  アナリストは、第一陣の自由貿易試験区の試行は「一带一路（シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード）」沿線で生まれる見通しで、正に『意見』が提起したように、「一带一路」沿線の自由貿易試験区を積極的に推進し、「一带一路」の沿線諸国と積極的に自由貿易試験区を交渉して建設し、「一带一路」の大市場を形成して、「一带一路」のスムーズな道、商業貿易の道、開放の道を作り出してゆくものとみなしている。