【新華社ニコシア12月21日】現在キプロスを訪問中の王毅外交部長は20日、要請に応じ米国のケリー国務長官と電話会談を行った。
ケリー国務長官は次のように表明した。国連安全保障理事会はシリア問題の政治的解決に関する決議を可決したばかりで、中国側はそのために重要な貢献を行い、積極的な役割を果たした。現在の世界は確かに各種の世界的課題に直面しており、各当事者はそれに共同で対処する必要がある。米国側が中国側に協力を求める際には、中国側の核心的利益を尊重せねばならない。王毅部長はケリー長官に台湾及び南中国海問題に関する中国側の厳正な立場を詳しく述べ、米国側に台湾への武器売却を停止し、中国・ 南沙諸島の関連島礁付近の海域へ艦船を派遣し武力をひけらかすことを止めるよう求めた。
ケリー長官は、米国側は中国側の懸念に真剣に対処し、「 一つの中国」政策を堅持し、中米間の3つの共同コミュニケを厳守することを望んでいる。米国は米中協力に影響を与える可能性のあるすべての問題について、中国側と真剣に意見を交わし、双方の協力の勢いをしっかりと守っていきたいと表明している。
(新華網日本語)
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