【12月7日8時11分】阿蘇山の中岳第一火口でごく小規模な噴火が再び発生。噴煙の高さは700メートル。
【専門家の見方】
【武藏野学院大学 島村英紀特任教授】モーメントマグニチュード(Mw)9以上の大地震の1日後から5年くらい後までに、半径600~1000キロ以内の複数の火山が噴火している。2011年の東日本大震災の後、2014に数十人が死亡するという御嶽山の噴火が起きた。今後も日本列島のどこで火山の噴火が起きても、まったく不思議ではない。
【日本火山噴火予知連絡会 藤井敏嗣会長】日本全体が「地政学上の不正常な状態」にある。9世紀に日本で地震や火山の噴火が相次いで起きた状況と似ている。日本の火山活動はこれまで100年ほど平穏な状況を続けてきたが、現在は活動期の前の段階にある。今後数10年から100年までに間に、火山の大規模な爆発が起こる可能性がある。
【東海大学海洋研究所教授 地震予知研究センター長の長尾年恭氏】地震と火山活動には「活動期」と「安定期」がある。今の日本が「活動期」にあることは明らかであり、大地震や火山の爆発が起きる可能性は引き続き存在している。
(チャイナネット)
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