ロシアメディアの報道によると、プーチン大統領と安倍首相は28日、約40分間の会談を開いた。安倍首相は、ロシアとの関係を発展させ、両国の領土問題を解決し平和条約の締結に向け交渉を進めていきたいと表明した。プーチン大統領は、両国は経済協力を強化すべきだと述べた。NHKの報道によると、日露双方は北方四島問題を含め、平和条約の締結を推進していくことで合意した。また今年11月のG20サミット会期中に日露首脳会談を開き、両国の対話を継続していくことで合意した。プーチン大統領の年内訪日について、双方の首脳は「適切な時期を見計らう」ことを確認した。
フジテレビは29日、ロシアは北方四島問題の交渉に消極的で、極東の経済協力のみを推進しようとしていると報じた。日露首脳会談が領土問題を打開できるかについては不明瞭となっている。TBSは、日露首脳が平和条約の締結に向けた交渉などで意見交換したが、余り多くの進展は見られなかったと判断した。
日露首脳会談では、意外にもホットな話題が創り出された。テレビ朝日が29日に放送したニュースを見ると、プーチン大統領が自分を待っていたのを目にした安倍首相は満面の笑みを浮かべ、小走りして近づき握手をした。プーチン大統領はただ口元を動かし、礼儀正しく微笑した。この画面は、日本の多くのネットユーザーに転載された。あるネットユーザーは、「安倍首相がこんなに嬉しそうなのは久しぶりだ」「そんなにプーチンに会いたかったのか?」と皮肉っている。
(チャイナネット)
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