チェ・ドンフン監督が旗を振り、人気女優のチョン・ジヒョンや人気俳優のイ・ジョンジェ、ハ・ ジョンウらがメインキャストを務めたアクション映画「暗殺」が17日、中国でも封切られた。同映画は、韓国では既に動員数1000万人を超えており、中国でも試写会開催後大好評となっている。環球網が報じた。
チョン・ジヒョンはこれまで、映画「猟奇的な彼女」(2001年)などに出演し人気になり、ドラマ「星から来たあなた」(2013年)では大ブレーク。強い女性や優しい女性などさまざまな役を演じてきた。「暗殺」で、チョン・ジヒョンはロングヘアーから一転、さわやかなショートヘアにイメージチェンジ。暗殺チームのリーダーを演じている。同映画を既に見たというネットユーザーからは、「戦火が飛び交う中、泥にまみれた顔になっても、チョン・ジヒョンの感動するほどの美しさは変わらない」との声を寄せている。
同映画で、暗殺者のチョン・ジヒョンは、なんの悩みもない富豪の娘でもあり、その2つの顔のシフトが難易度を上げているものの、彼女は見事な演技を見せている。その他、チョン・ジヒョンは、レトロな各種ガウンやレースのウエディングドレス、シルクのスカートなど十数種類の衣装を披露しており、「暗殺」は秋・冬の「ファッションショー」ともなっている。
「暗殺」は韓国で上映されて以降、数々の興行収入記録を塗り替えてきた。例えば、祝日「光復節」だった8月15日に、動員数1000万人の大台を突破し、今年最もヒットした韓国映画となった。現在、累計動員数は韓国映画史上6位に付けており、「国民的映画」となっている。
「暗殺」は韓国映画であるものの、ストーリーから制作まで中国とも密接な関係がある。歴史的な原因で20世紀初めの朝鮮半島が日本の植民地となった時期に、海外に亡命した独立運動を進めていた韓国の活動家が上海で大韓民国臨時政府を樹立した。そのため、同映画の暗殺任務は上海で計画が始まる。臨時政府要員を演じるイ・ジョンジェが、殺し屋を集めてその任務を実行する。ハ・ジョンウは、上海で暗躍する殺し屋。チョン・ジヒョンも、上海で暗殺チームを結成した後、韓国の前線に向かう。チョン・ジヒョンとハ・ジョンウは再び中国語を披露している。
(人民網日本語版)
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