中国の王毅外相は4日、中国人民抗日戦争および世界反ファシズム戦争勝利70周年記念式典に出席するため北京を訪問中の南アフリカのマシャバネ外相や、インドのシン外務兼国防大臣、リビアのムハンマド・ダイリ外相とそれぞれ会談を行いました。
南アフリカのマシャバネ外相と会談した際、王毅外相は南アフリカと共に、向こう5年~10年の協力戦略計画を実施し、生産能力や海洋経済などの分野での協力を推進していく考えを示しました。
インドのシン外務大臣との会談で、王毅外相は両国の発展戦略を深く結びつけ、平和・協力・包容力のある発展の実現を促すことに期待を示しました。
また、リビアのダイリ外相と会談した際、王外相はリビア問題の解決に向けた中国政府の3つの基本的原則を打ち出しました。第一に、リビア問題の解決案はリビア国民の願いと選択を尊重し、リビアの主権、独立と領土保全を維持し、国家と国民の長期的利益に合致するべきこと。第二に、リビア問題を解決する根本的な道は政治的対話です。リビアの各派がこれまでの対話の成果を大切にし、より大きな誠意と柔軟性を示し、全面的和解の早期達成に取り組むこと。第三に、国際社会がリビアに対する支援を強化し、政治的和解、テロ取締と経済復興などの目標を全面的に掲げ、リビアおよび地域の平和と安定を守ることです。
(中国国際放送局)
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