【新華社ベルリン9月2日】中国人民抗日戦争並びに世界反ファシズム戦争勝利70周年の記念活動に招かれて、まもなく出席するドイツの元首相、シュレーダー氏は先日、新華社記者の書面取材に応じた際、第二次世界大戦勝利を記念するために記念活動を開催することは、世界の平和や安全の推進にとって非常に大切で、「人々は第二次世界大戦の恐ろしい結果に対しはっきりした記憶を維持し、道義的、政治的責任を直視せねばなりません」と語った。
シュレーダー氏は次のように表示している。中国人民が莫大な犠牲によって抗戦勝利を獲得したことは、第二次世界大戦の最終的な終結のために非常に重要な貢献を行った。「第二次世界大戦はアジアに計り知れない災難をもたらしました。特に中国では、人々が日本侵略の苦しみを十分に味わいました。私が北京へ赴くのは、死者を追悼し、彼らの後代の人々を慰問し、また中国に私の敬意を表すためです。」
「私から見れば、ナチス・ドイツにより他国の人民に苦しみや不幸がもたらされたことを記念するのは、ドイツが背負う特別な責任なのです」とシュレーダー氏は取材の際に語った。
「歴史を直視し、誠実且つ批判的な方法で歴史に対しその根源をとことん追求することは、すべての国にとってたいへん重要です」。「同様に大切なのは和解や許しの求めに応じることもあります」とシュレーダー氏は語った。
シュレーダー氏はまた次のように述べた。「日本では、いくらかの重要な動議もあります」。「日本の村山富市元首相を例にすると、村山元首相は1995年に談話で侵略戦争の歴史を反省し、植民地統治や侵略の歴史を謝罪していました。アジアの人々はこの和解の道を続けるべきです。北京でまもなく行われる記念活動が、このためのきっかけを与えられるよう期待しています。」
シュレーダー氏は更に次のように語った。歴史を銘記するのは、より良い未来に向かうためだ。第二次世界大戦の硝煙は消え去ったが、戦乱と武力衝突は未だ消えていない。「今、世界各地では依然として多くの武力衝突があるので、国際社会は必ず力を合わせなければなりません」。
(新華網日本語)
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