中国大陸部のほとんどの学校では、9月1日から新学期が始まる。あるネットユーザーが、「教員を務める妻と、新学期を控えた息子が、『学校という戦場に戻りたくない』ゆえに、『新学期恐怖症』を患っている」と投稿した。教師や生徒の心のケアのために、心理学の専門家を招く学校もあるという。参考消息網が伝えた。
8月31日付香港「東方日報(電子版)」報道によると、あるネットユーザーが、「新学期が迫り、妻も息子も情緒不安定になっている」と投稿した。その息子は、2カ月近かった夏休みが終わって、再び学校に戻らなければならないことに大きな違和感を抱いているようで、教員を務める妻も、新学期を控えて不安感や焦燥感を漂わせているという。
心理学者は、「毎年9月は、『新学期が始まることによる不安障害』の発生ピーク期となる。特に、中学校に進学した生徒にその兆候が著しい。武漢や北京の一部の中学 高校では、教員と生徒の気持ちを安定させるため、新学期初日に心理指導の時間を設けている」と話した。
このほか、夏休み中の美容整形手術ブームも高まっている。その多くは、芸術関係の上級学校を受験する予定の17~18歳の高卒生だ。また、「美しい自分」に変身して新学期に登校したいという理由だけで、自分の顔にメスを入れる生徒もいる。大陸部では、一部の美容整形外科が、「三分間プチ整形」を大々的に宣伝しており、最も多い時では、診察を受ける患者のうち過半数を若い学生が占めるまでとなり、最年少はわずか15歳だった。
(人民網日本語版)
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