【新華社北京8月17日】 8月13日、中国人民銀行は人民元対米ドルの基準値(中間値)改善に関するブリーフィングを開催した。中国人民銀行の易綱副総裁は、人民元の10%切り下げが輸出を促進するという見方は完全な憶測で、完く根拠がないと表明した。
易綱副総裁は次のように説明した。中央銀行は為替レート形成メカニズムの建設をより一層、重視している。為替レートが均衡水準に近づいているかどうかを判断するためには、国際収支、経済基本面を参考にすると同時に、実質実効為替レートと名目実効為替レートを観察する必要がある。今回のレート設定体制の調整後、短期的な試運転期を経て、為替レート水準を基本面と適合させる必要がある。したがって、いわゆる人民元の10%切り下げは輸出を活性化するためで、それが政府の意図だとする見方は全く根も葉もないことだ。
(新華網日本語)
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