新華社記者 季春鵬 撮
平和を愛する国内外の人々が15日、日本侵略軍南京大虐殺記念館で第14回平和集会を行い、戦争で犠牲になった人を偲び、世界平和を祈りました。
日本の大阪、長崎、東京、神戸などから来た日本の人達は炎天下の中、平和宣言が大きく書かれた横断幕を持って記念館の平和広場に集まりました。
日本の「神戸・南京心の絆会」第19回中国訪問団の宮内陽子団長は、南京大虐殺の犠牲者に反省と追悼の意を示し、「日本軍が第2次世界大戦中に、中国ひいては太平洋地域でやったことを多くの日本人が知っているわけではない」と指摘しました。更に、「南京大虐殺は、日本の対外侵略で最も代表的な事件の1つである。数多くの南京市民を含む戦争の被害を受けた人々とふれあい、謝罪をするためここに来た。私たちの努力で、中日関係に転機が訪れ、悲惨な歴史が繰り返されないようにしたい」と述べました。
長崎の「日中友好希望の翼」第13回中国訪問団の高実康稔団長は「毎年、ここに立つ度に非常に心を痛めている。1937年12月、南京を占領した日本軍は虐殺、強姦、略奪、放火などの残虐な行為を行った。しかし、こうした残虐な行為を、われわれの後の世代は全く知らない」と指摘し、日本の教育の右翼化に立ち向かい、次世代の子ども達とともに日中友好のために努力すると表明しました。
中国侵略日本軍南京大虐殺記念館は開館以来、多くの日本人が訪れています。2002年から毎年8月15日には、この記念館で平和集会が開かれています。
(文字/中国国際放送局 写真/新華網日本語)