【新華社北京7月31日】第二次大戦中に強制連行された中国人労働者を支援する団体のメンバーである平野伸人氏は29日長崎市で記者会見を行い、中国の被害労働者が健在の時、彼らと和解するよう三菱マテリアルに呼びかけた。
共同通信社の報道によると、平野氏は長崎市役所で行われた記者会見で、当時長崎県の三菱鉱業(三菱マテリアルの前身)傘下の3つの炭鉱で強制連行され働かされていた中国人は、800人以上存在したと述べた。平野氏が所属する支援団体「長崎三島聯誼(れんぎ)会」では、そのうち約半数の中国人労働者とその遺族の状況を把握している。平野氏は、現在まだ生存している中国の被害労働被害者は指を折って数えることができるほど少なく、残された時間も少ない。三菱マテリアル側が中国人労働者およびその遺族と、できるだけ早期に和解できることを望んでいると話した。
目下、中国の強制労働者の5つの団体が、三菱マテリアルと和解案を巡り交渉を行っているという。
(新華網日本語)
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