写真は中新網より
7月28日に、新疆カナス風景区管理委員会は、ウルムチ市で記者会見を開き、カナス湖の放水口から約18キロメートルの場所でテチス海(古地中海とも言う)の海底遺跡を発見したことを公開した。
今回テチス海の海底遺跡を発見したことは科学観測の意外な収穫であり、すべての隊員を興奮させた。テチス海の海底遺跡はアルタイ山の中腹の標高2500メートルの辺鄙な山岳地帯にあり、地元の遊牧民の放牧地から離れているため、遺跡周辺の生態環境はよく保存されている。
この海底遺跡は典型的な海成堆積岩で、今から約1億年前に形成された。地殻プレートの運動にともなりアルタイ山が隆起し、特に第四間氷期以来、氷河が発展してから、氷河が岩石に被さり、気候温暖化に伴なり、氷河が縮小し、大量の海底の堆積岩が次第に氷河作用に破壊された。しかし、これらの岩石は氷山のくぼみという特殊な場所に位置したため、氷河の影響が少なく、完璧に保存されることができた。この遺跡の発見は、第四間氷期およびアルタイ山の形成と変化の研究において非常に重要な意味を持っている。
(新華網日本語)
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