７月１６日、中国の楊潔チ（竹かんむり＋褫のつくり）国務委員は中国を訪問している谷内正太郎日本国家安全保障局長と中日ハイレベル政治対話を行った。 新華社記者 丁林 撮
【新華社北京7月17日】７月１６日、日本国会衆議院は全体大会を開き、与党の自民・公明両党は多数席の優勢で強引に集団的自衛権を解禁することを目指す新安保法案を通過させた。民主、維新、日共、社民と生活などを含んだ野党は法案採決を抵抗し、与党が強引に採決を行うことに対し、強く非難した。世論調査により、日本国内に半数以上の民衆は法案に対し反対な態度を持っている。
当日午後、中国の楊潔チ（竹かんむり＋褫のつくり）国務委員は中国を訪問している谷内正太郎日本国家安全保障局長と中日ハイレベル政治対話を行った際、このことについてわれわれの強い関心と厳粛な立場を表明した。楊潔篪氏は次のように述べた。歴史の原因で、日本の軍事安全動向はずっとアジア隣国と国際社会から十分に注目されている。日本衆議院が新安保法案を採決して通過したことは、第二次世界大戦後日本の軍事安全分野における未曾有の振る舞いである。国際社会が平和を求め、発展を図り、協力を促し、ウィンウィンを図る時代背景の下で、日本側が軍事力の強化を急ぎ、大幅に軍事安全政策を調整することは、目下の時代の流れと世界の大勢に合わなく、周辺諸国と国際社会に日本が専守防衛政策を放棄するか否かをうたがわせ、質疑させないわけにはいかない。
楊潔チ国務委員は次のように強調した。今年は中国人民抗日戦争並びに世界反ファシズム戦争勝利７０周年である。この世界人民が歴史を銘記し、平和を望んでいるところに、われわれは日本側に歴史的教訓を切実に汲み取り、平和発展の道路を堅持し、アジア隣国の重大な安全への懸念を尊重し、地域の平和安定に不利なことをしないよう厳粛に促している。
同日、中国外交部報道官も日本衆議院が新安保法案を通過したことについて中国側の厳正な立場を表明した。
（新華網日本語）
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