中国のオーケストラや初音ミク、日本の合唱団が共演する「イーハトーヴ交響曲」のコンサートが20日夜、北京市内の北京世紀劇場で行われました。「イーハトーヴ交響曲」は「理想郷」を意味し、冨田勲氏が宮沢賢治の世界を音で表現し、ヴァーチャル・シンガーの初音ミクがソリストとして歌い、宮沢賢治の故郷である岩手県出身者を中心とした百人からなる合唱団と中国中央音楽学院のオーケストラが共演しました。
今回のイベントは、中国政府主催の国際アートフェスティバル「相約北京」(北京で会いましょう)の一環として行われたものです。初の海外公演となった「イーハトーヴ交響曲」の北京公演では、1300人以上の観客が会場を訪れました。その中には初音ミクファンが多く、「初音ミクが指揮者の動きに合わせて歌ったり踊ったりしているのに感動した」、「ヴァーチャルとは思えないほどのリアルな動きに驚いた」と初音ミクのコンピューターグラフィック技術の高さを評価する人が多くいました。
(中国国際放送局)
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