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中国側が日本側に遺棄化学兵器廃棄急ぐよう要求 中国外交部
jp.xinhuanet.com | 発表時間 11:18:37 | | 編集: 薛天依

   【新華社北京5月15日】日本が中国に遺棄した化学兵器の廃棄処理作業が遅れていると指摘した報道があることについて、外交部の華春瑩報道官は14日、中国側は日本側に関係責任と義務を切実に果たし、廃棄作業を更に加速させることを促していると表明した。華春瑩報道官は次のように語った。日本が遺棄した化学兵器は当時の日本軍国主義侵略者が中国侵略戦争中に犯した重大な犯罪行為の一つだ。終戦して70年も経ったが、日本が遺棄した化学兵器は依然として中国の関連地域の人民の生命、財産と生態環境の安全に重大な脅威と危害をもたらしている。中国政府はいつも日本政府に対し『化学兵器禁止条約』と日本が中国に遺棄した化学兵器問題に関する両国政府の関係覚書に基づいてできるだけはやめに遺棄化学兵器を廃棄するよう求めている。

   華報道官また、次のように話した。中日双方が共に努力した結果、近年日本が中国に遺棄した化学兵器の廃棄処理作業は一定の進展を獲得し、中国側の協力の下で、日本側は中国各地で200回余りの発掘回収などの作業を施し、日本が中国に遺棄した化学兵器5万発余りを安全に回収し、南京、石家庄、武漢と吉林省ハルバ嶺などの地域で3万7825発(件)の化学兵器を発見し、安全に廃棄処理した。それでも、上述の進展は依然として双方が定めた計画より明らかに遅れており、これについて中国側は複数回にわたり日本側に関心と不満の意を表した。 華報道官は次のように強調した。『化学兵器禁止条約』と日本が中国に遺棄した化学兵器問題に関する両国政府の関係覚書によると、日本側は遺棄国として日本が遺棄した化学兵器の廃棄処理の責任を負い、そのために必要な資金、技術、専門家、設備及びそのほかの資源を全部提供すると決められている。中国側は協力を提供する。

   「中国側は日本側に関係責任と義務を切実にと果たし、人とモノの投入を拡大し、人と中国の環境の安全を確保するという前提の下、廃棄作業を更に加速させ、日本が中国に遺棄した化学兵器によって中国の関連地域の人民の生命、財産と生態環境の安全にもたらされた脅威と危害を早めに取り除くように促している。」と華報道官は語った。 (翻訳・編集/薛天依

   (新華網日本語)

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