街路樹では、SO2除去効果が最も大きかったのは、モクセイ、ヒマラヤスギ、トウネズミモチ。窒素酸化物除去効果が最も大きかったのは、ヒマラヤスギ、トウネズミモチ、タイサンボク。PM2.5除去効果が最も大きかったのは、ヒマラヤスギ、モクセイ、トウネズミモチだった。特筆すべきは、ヒマラヤスギは、南京市の市木に指定されているものの浅根性植物で、同市では繁殖が進んでいない点だ。これまで、中央路や江東路などでは、ヒマラヤスギが茂っていたものの、今ではその数が減少し、美しさを保っているのは御道街ぐらいとなっている。市政府の玄関にあるヒマラヤスギも、一時は支え木が必要なほどだった。
ヒマラヤスギは針葉樹で、あまり目立たない存在だが、大気中の汚染物質除去効果が大きいのはなぜなのだろう?中山植物園の専門家・于金平さんは取材に対して、「ヒマラヤスギはマツ科で、分泌される粘液が汚染物質を除去してくれる。そのためPM2.5除去効果が大きい」と説明している。賀局長も、「ヒマラヤスギの葉の面積は小さくない。これも、汚染物質除去能力を上げる要素」と説明した。
(人民網日本語版)
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