瀬口氏は、中国経済の「新常態」(ニューノーマル)を高く評価している。2012年第1四半期までの10年間、中国経済の成長率は一貫して高い水準を保ったが、その間に中国のインフレ率は3回にわたって5%を超えた。これは「常態」(ノーマル)とは言えない。2012年第2四半期以降、中国政府はインフレ率を効果的に3%以下に抑えており、これは「すばらしい成功」と言える。
中国政府は現在、市場の力を利用し、これまで過熱の兆候を見せていた固定資産と不動産の投資市場を効果的に抑制し、これを良好な発展の軌道に乗せている。「この『ダイエット政策』は中国経済にとって大きなメリットがある」と瀬口氏は語る。
中国人観光客の春節(旧正月)期間の日本での「爆買い」や最近の花見ツアー人気について、瀬口氏は、消費促進などで日本経済を助けると同時に、中国と日本の庶民の間の心の距離を縮める役割を果たしていると評価している。
「大量の中国人観光客が日本に来れば、デパートやホテル、交通など日本の多くの関連企業が大きな利益を受ける。さらに重要なのは、中国人観光客の楽しそうな笑顔が日本の庶民の目に焼きつき、日本人が積極的な角度から中国を理解できるようになることだ」。
(人民網日本語版)
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