総述:「インダストリー4.0」概念から現実まで

Jp.xinhuanet.com | 発表時間 2015-04-20 11:32:17 | 編集: 郭丹
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 【新華社ハノーバー4月20日】2011年、ドイツはハノーバー工業博覧会でモノづくりの戦略的プロジェクト「インダストリー4.0」を提唱し、ハノーバーはドイツの「インダストリー4.0」の段階的な発展を見守ってきた。今年の博覧会が大きく飛躍することは疑いない。「インダストリー4.0」は概念段階から応用段階へと移行しつつある。

 情報技術と工業技術の高度な融合に伴い、インターネット、コンピュータ技術、情報技術、ソフトウェア、オートメーション技術の深い融合によって、新しいバリューモデルが誕生している。製造分野において、こういった資源、情報、物と人との相互の連携が「ネットワークシュミレーション-実体物理システム」を形成している。ドイツ人が「インダストリー4.0」と呼ぶのは、実はいわゆる「第四次産業革命」の略称で、それより前の第三次産業革命は、業界で「機械製造時代」、「電気とオートメーション時代」及び「電子情報化時代」に区分できると考えられる。

 「インダストリー4.0」という概念を提起したのは、ドイツが新世代の工業生産技術の提供国及び主導的市場になることを保証し、ドイツの世界での競争力を維持することが狙いだ。

 今年のハノーバー工業博覧会で、「インダストリー4.0」はほとんど至る所で体現された。ドイツの情報技術、通信およびニューメディア聯合会の専門家、ドスト氏は記者の取材を受けた際に、次のように述べた。今年の博覧会は、展示ブースのほぼ半数が「インダストリー4.0」と関連性がある。博覧会で、各出展企業が展示した「インダストリー4.0」製品は、工場の設備取付から生産、及び物流までの工業分野のほぼすべての方面に応用できる。

  ドイツ情報技術、通信、及びニューメディア協会が13日、ハノーファー・メッセで発表した調査報告によると、現在ドイツの主な工業分野の企業44%が「インダストリー4.0」関連の生産と技術モデルを採用していることを明らかに示しているという。ドイツ機械設備製造業連合会のブルクナ(音訳)報道官は、協会傘下の50社近い会員企業がインダストリー4.0のコンセプトにきちんと合わせた製品をメッセに出展しており、これはインダストリー4.0がすでに一つの概念から現実を変えたことを充分に説明していると紹介している。

(新華網日本語)

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キーワード    インダストリー4.0,工業博覧会,ドイツ
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