一方で、世界が幅広く注目するとともに、一部の影響力のある西側の機関と関係者は、中国の経済発展の新常態を習慣的な疑いの目、又は否定的な姿勢で見て判断し、まるで中国経済衰退論のもう一つの変種が出来上がった。
実際に、中国の指導者層が昨年の早い時期に下した中国の経済初展が新常態に入ったという論断は、それより前の一定期間に表れた経済発展の段階的な特徴と逆転することが不可能な趨勢的変化に基づいて行ったものだ。
2012年から現在までに、中国経済は9%以上の高速成長から8%以下の中高速成長へとシフトチェンジすると同時に、次の9つの方面での趨勢的変化が生じた。消費ニーズ、投資ニーズ、輸出及び国際収支、生産能力及び産業形態方式、生産要素の相対的優位性、市場競争の特徴、資源環境による制約、経済リスクの蓄積と軽減、資源配置モデルとマクロコントロール方式など。
1978年から2011年にかけて、中国経済の年平均成長率は9.89%に達し、同期間の世界経済の年平均成長率より7ポイント以上高かった。これは30年余り続いた「新常態」であり、人類史上最も偉大な成長のエピソードを書き上げた。
さらに、中国の経済発展が「深く突入している」現在の新常態は、中国経済が高速成長から中高速成長へと切り替わり、経済発展方式が規模速度型の粗放な成長から品質効率型の集約的な成長へと転換していることを意味する。経済構造は増量と生産能力の拡大を主な方向として余剰生産能力の調整と良質な生産力の増量を並行させる深層からの調整に取り組み、経済発展のエネルギーを従来型の成長ポイントから新しい成長ポイントへと移行させる。
国家行政学院、策定コンサルティング部の王小広研究員は、最新の四半期経済データは中国の経済発展が新常態に「深く突入」し、逆転することができなく形態がより高度で、分業がより複雑で、構造がより合理的な段階へと推移していくことを力強く立証していると述べた。
「これは人類史上最も偉大な成長のエピソード『第二部』を執筆するための正しい道程だ。」と王小広研究員は述べた。