2015年国家ロボット発展フォーラムがこのほど開催された。フォーラムで明らかにされたところによると、中国は2013年に新たに3万7千台の産業用ロボットを導入し、年間ロボット導入台数が世界最多となった。14年の導入台数は約5万6千台で、このうち約1万台は国内で製造されたものだった。ここから中国が世界最大の産業用ロボット製造国になったことがわかる。
同フォーラムは中国自動化学会と中国電気機械一体化技術応用協会が主催した。7つの特別基調報告、28の分科会場報告、ロボット応用・産業展示が行われ、科学研究機関、大学、企業の院士(アカデミー会員)、専門学者ら400人余りが出席した。
データによると、00年に中国が輸入したロボットは380台にとどまったが、13年は3万7千台で、13年間で3けたの伸びを達成した。各地に建設された産業用ロボットパークは40カ所を超え、ロボット関連企業は500社を突破。世界的にみると、中国科学院傘下の新松ロボット自動化株式有限公司が、スイスのABB、日本のファナックに続く世界3位に浮上し、ここから中国のロボットメーカーが一定の国際競争力をもつようになったことがうかがえる。
複数の専門家が、「中国には世界最大のロボット市場があるが、自主製造製品は売上高の一部分を占めるにとどまり、これらの製品のコア部品は依然として海外に依存している。産業用ロボット応用量も中国は先進国に遠く及ばない」と指摘する。
25年には世界のロボット市場の規模は数兆ドルに達して、一大市場を形成することが予想される。
(人民網日本語版)
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