▼勢い盛んな中国人による海外不動産投資ブーム、多くの論争も誘発
多くの海外メディアは、「中国人バイヤーの強大な購買力が世界各都市の住宅価格を押し上げた」と非難した。だが、これらの中国人投資家に対する批判に対して、「そのような批判は一面的」と主張する声も上がった。
オーストラリアで不動産仲介業を営むステイサム氏は、「私から見て、オーストラリア市場における最大のバイヤー層はやはりオーストラリア人だ。だが、中国人との取引も大好きだ。その理由は、利益的な理由だけではない。中国人の購買力は確かに強大だが、世間で広まっている『住宅価格を押し上げている』『オーストラリアを買い占める』といった意見はあまりにも大げさだ」との見方を示した。
広州で長年にわたり海外不動産購入代理業に携わる厳偉明(イエン・ウェイミン)氏は、「中国の富裕層が数千万を投じて海外不動産を購入しているという風評は、明らかに誇張だ。たとえば、オーストラリアの統計データによると、住宅購入者全体における中国人の割合は約10%にとどまっている。今のところ、中国人客が住宅購入のために大挙して押し寄せるような状況も生まれていない。買い手は、現地で学ぶ留学生、新しい移住者、投資を目的した人々がほとんどを占める」と指摘した。
(人民網日本語版)
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