膨れ上がる中国人の海外不動産投資、昨年は2兆円に

Jp.xinhuanet.com | 発表時間 2015-04-09 09:38:21 | 編集: 王珊寧
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  2015年4月8日、中国人の購買力の強大さは、すでに世界中が認めるところとなっている。海外に進出する中国人投資家が増加の一途を辿っているが、同時に、海外の不動産企業も中国市場に狙いをつけている。彼らがこれほどまでに中国市場に肩入れする理由とは、一体何なのか?国際金融報が伝えた。

  中投顧問不動産業研究員の殷旭飛(イン・シューフェイ)氏は、「一部の海外不動産プロジェクトが中国人バイヤーの間で人気が高い理由のひとつは、中国経済が発展し、強大な経済力を備えた中国人が多くなり、投資・観光・留学・移住などの目的での海外不動産投資が増えたことにある」と指摘した。

  ▼中国人は金持ちで気前が良い

  記者が3月末、オーストラリアの不動産業界関係者、フィン・ステイサム氏とネット上でチャットしていた際に、ステイサム氏は、「中国人バイヤーは、本当に金持ちで、かつ気前が良い。中国の富裕層はここ数年増え続けており、不動産取引のオファーは絶え間ない。中国人との取引は本当に最高だ」と漏らした。

  米ロサンゼルスで土地・不動産仲介業を営むエリック・コフィン氏は、メディア取材に対し、「不動産ブローカーとして、ラスベガスの高級住宅に中国人バイヤーの心を惹きつけることに絶対的な自信がある。中国人客の下見ツアーを行うだけでも、毎月400万ドル(約4億7800万円)稼ぐことができる」と自信満々に話した。

  エリック氏が言う「下見ツアー」は、単なる「お気軽旅行」ではない。下見ツアーの日程は7日間、参加費は1人25万ドル(約3000万円)、この1カ月で2回実施した。ツアー参加者には、自国から米国まで、プライベートジェットと運転手付きロールスロイスによる送迎サービスが付いている。8人から成るツアー参加者には、美容整形手術、産み分け(生まれてくる赤ちゃんの性別を選べる医療サービス)、財産運用などのコンサルティングサービスなども提供される。

  現在42歳のコフィン氏が設立したゴッサム・コーポレート・グループは、中国人客のニーズにこたえるため、中国語が堪能な18人の社員を擁しており、この数は従業員総数の3分の1を占める。

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キーワード    購買力,海外
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