■福建省から日本に伝わった料理は他にもあるのか?
うどん、そうめん、ちゃんぽんなどは福建料理が起源だと考えられる。ネットユーザーは太平燕以外にも多くの「日本料理」が福建料理から派生したものだと指摘している。あるネットユーザーは、「日本で『線麺』のことを何というか知ってる?答えは、ソーメン、福州人ならみんな聞き取れる」と書き込んでいる。実際、ある資料によると、日本の3大麺の1つである、そうめんは、おそらく福州の『線麺』(福建の方言でso-miengと発音)である可能性が高いという。両者は名前や味、製造工程も非常によく似ている。
またある資料によると、かなり昔から、福建と日本は言葉から食べ物まで多くの共通点があるという。福州から伝わった日本の食べ物には、そうめん、チャンポン、太平燕などがある。
主に東京と長崎に伝わったちゃんぽんは、長崎市に現存する中華料理店「四海楼」の初代店主、陳平順(チェン・ピンシュン)という華僑が生み出したという説がある。また、日本のうどんは、2013年9月に東南快報が報道したとおり、福建省三明市龍渓県出身の博樹華(ボー・シュウホア)が考案したもので、おそらく三明龍渓の切麺(小麦粉を麺棒で伸ばし包丁で細切りした麺)がもとになっているという。平安時代初期の僧、空海が唐時代に中国から日本に持ち返ったとされる。しかし、中国本土の美食家や研究者はこの言い伝えは考証したことがないと語っている。
(人民網日本語版)
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