【新華社北京3月3日】中国の習近平国家主席は2日、北京の人民大会堂でイギリスのケンブリッジ公・ウィリアム王子と会見した。
習近平主席はまずウィリアム王子の訪中を歓迎し、彼にエリザベス女王二世へ真摯な挨拶と好ましい祝辞を伝えてくれるようお願いし、年内に女王の招待に応じてイギリスを訪問し、イギリスの指導者と共に中英関係の今後の発展を共に計画できるよう期待していると表明した。
習近平主席は次のように強調した。中英両国は世界に影響力のある大国で、広範な共通の利益を擁し、世界の平和と発展を促進する重要な責任を背負っている。現在、中英関係は非常に良好で、中英の全面的戦略パートナーシップは発展の追い越し車線に入りつつある。双方の貿易額は800億ドルを超え、両国の金融、原子力発電、高速鉄道などの分野における協力は絶えず新たな進展を獲得している。今年は中英文化交流年にあたり、中英は東西文明の重要な代表であり、両国の交流・協力の強化はきっと世界文明の進歩のために積極的な貢献を行うだろう。
習近平主席は、英国王室はイギリスと世界にいずれも非常に影響力をもち、王室メンバーの方々は長年にわたり中英関係の発展に関心を寄せ支持し、両国の貿易、環境保護、人文などの分野における交流・協力の推進のために多くの仕事を行ってきた。中国側はこれに対し賞賛の意を表する。王室メンバーの方々が頻繁に中国を訪問してくださるのを歓迎すると指摘した。
ウィリアム王子は次のように表明した。女王は習近平主席の訪英を招待し、習近平主席の訪英を切に期待している。英中関係の歴史が長い。ここ数年、両国の経済貿易関係は急激に発展し、人文交流が活発化している。私の今回の旅では上海へイギリス芸術・クリエイティブ産業フェスティバル(Festival of British arts and creative industries in China)の開催に赴き、雲南省へ独特の文化を味わいにも行く予定で、今回の訪問は私個人にとっては教育的意義に富んでいる。私は両国の友好協力、特に靑年の交流のために自らの努力を払って、両国の靑年の相互理解を強化させ、世界をより多く理解させて、両国関係の発展を推進してゆくのを望んでいる。
双方はまた、両国のスポーツ交流についても興味深く語り合った。習近平主席は、ウィリアム王子はサッカーが大好きで、中国はイギリスを含む世界の強豪チームに学びたいと思っていると表明した。
ウィリアム王子は、次のように表明した。私は習主席もサッカーファンであるのを知っている。私はより多くの中国人選手がイギリスでのプレミアリーグの試合に参加するのを望んでいる。双方はオリンピック開催方面ですばらしい協力を行ったことがあり、両国がスポーツを含む文化交流を引き続き強化してゆくよう希望する。
(新華網日本語)
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