「我々の数十年の夢を中国企業の手で実現した」
当地の農民ダヤトさんは感慨深く次のように語った。毎年雨季にシマヌーク川の水が氾濫し、一面の農地が水没する。乾季になると、農地は干害の被害に悩まされる。「我々は大河を整備するダムで灌漑と洪水防止を解決する必要に迫られている。」「50年余り前から政府がダムの建設計画に着手してきたが、我々の数十年の夢が中国企業の手で実現した!」
ジャティゲデダム二期水力発電所プロジェクトは設備容量を11万KWに到達させる計画で、発電所は稼動後にインドネシアの国家電力網に電力を供給する。年平均発電量は5億1千万KWHに達することが可能だ。「当地で電力が不足し、発電量が足りない場合に、ジャティゲデダム水力発電所は、当地の電力供給不足を大幅に緩和できる。」プロジェクト共同事業体のインドネシア側の高級技術管理要員のブディーさんは記者にこう語った。
灌漑が中心で、洪水防止と発電などの機能も兼ね合わせたジャティゲデダムは、現地に将来性の高い総合的な社会経済効果をもたらすことができる。ブディーさんは「ダム地域はバンドンからわずか57キロの距離で、ジャカルタからも遠くない。貯水後のダムはスメダンの観光業の発展を大いに推進し、当地の経済発展がより一層、多元化すると予測される。」と語った。
「中国の建設事業者は当地の公益事業にも注目」
中国企業は施工の過程で、当地の社会と経済の発展に奉仕し、中国企業の良好なイメージを樹立することに終始、配慮している。ジャティゲデダム建設の資金、技術及び設備は中国が提供するが、施工作業員は大多数が現地人で、当地のために多数の就業の機会を創設している。中国側の技術者が当地の人員に研修を行い、ダムのゲート制御技術の使用方法と作動原理についてすべての知恵を教え、インドネシア人がダムを自主的に操作できるようにする。中国側の技術者はさらに、近隣の村落の道路を舗装し、当地の住民がスムーズに外出できるように取り計らう。
「『21世纪海上シルクロード』の推進にはジャティゲデダムのような一つまた一つといったインフラ建設プロジェクトが欠かせません」と丁顕庚氏は述べている。ジャティゲデダムは、中国が各国と一緒に共に発展し、共に繁栄し、共に豊かになるのを望む誠意と願いを証明しており、海上シルクロードのすばらしいビジョンもここから伸びてゆくだろう。
(新華網日本語)
当社サイトのコンテンツは著作権法によって保護されます。無断転用、複製、掲載、転載、営利目的の引用は禁じます。
推薦記事:
曾俊華司長:香港は「一带一路」のもたらす新たなチャンスを把握する必要がある
香港中華総商会:「一帯一路」戦略は香港経済に新しい原動力を注入する
「一帯一路」、中国工商銀行の関連対外貸出金が100億米ドル突破